2025年9月に登場したXiaomi(シャオミ)ロボット掃除機 S40。前モデルのS40Cからさらに進化し、吸引力・バッテリー容量・ナビゲーション性能が大幅にアップしました。
お掃除ロボットが初めての方でも使いやすく、アプリで簡単に操作できるのが魅力です。ボタンひとつでお部屋全体をしっかり掃除してくれるので、「毎日の掃除をもっとラクにしたい」「床をピカピカに保ちたい」という方にぴったりの1台です。
この記事では、S40の特徴やS40Cとの違いをやさしく解説しながら、どんなご家庭におすすめなのかを詳しくご紹介します。お掃除ロボットの購入を検討している方や、S40Cとの違いを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- Xiaomiロボット掃除機S40とは?
- 清掃性能の進化を徹底解説
- 使いやすさと操作性の向上
- 手入れ・メンテナンス性
- バッテリー性能と運転効率
- コスパと購入判断ポイント
- S40とS40Cの主要スペック比較表
- まとめ
Xiaomiロボット掃除機S40とは?
Xiaomi(シャオミ)は、スマート家電やIoT製品で世界的に人気のあるブランドです。ロボット掃除機シリーズは、その中でも特に支持が高く、性能とコスパのバランスが優れていることから、世界中で多くのファンを持っています。
2025年9月に登場したXiaomi ロボット掃除機 S40は、その人気シリーズの最新モデルです。前モデルS40Cをベースに、吸引力・バッテリー・ナビゲーションの性能が全体的に強化され、より快適に掃除ができるようになりました。
基本スペックとS40Cからの進化ポイント
S40の魅力は、なんといっても10,000Paの圧倒的な吸引力。S40Cの5,000Paと比べると約2倍のパワーになり、カーペットの奥やペットの毛までしっかり吸い取ります。これほどの吸引力を持ちながらも静音性が高く、掃除中のストレスが少ないのもポイントです。
さらに、バッテリー容量はS40Cの2,600mAhから5,200mAhにアップ。最大約180分の連続運転が可能になり、リビングから寝室まで一度の充電でお掃除できます。
項目 | S40 | S40C |
---|---|---|
吸引力 | 10,000Pa | 5,000Pa |
バッテリー容量 | 5,200mAh | 2,600mAh |
稼働時間(公称) | 約180分 | 約100分 |
定格電力 | 70W | 55W |
重量 | 約4.1kg | 約3.4kg |
S40は、「パワー・持久力・効率」の三拍子がそろったモデル。性能だけでなく、ユーザーが扱いやすいように設計されている点も魅力です。
デザインとサイズ感
S40のデザインは、白を基調としたミニマルなフォルムで、どんなお部屋にもなじみます。高さは約98mmとスリムなので、ソファやベッドの下もスイスイと入り込めます。
本体の上部にはシンプルな操作ボタンが配置されており、初めてロボット掃除機を使う方でも直感的に扱えるデザインです。重量は約4.1kgで、S40C(約3.4kg)より少し重めですが、その分モーターがパワーアップしています。
見た目はシンプルですが、中身は高性能。「見た目はかわいく、動きは力強く」という印象の頼れるロボット掃除機です。
どんな家庭に向いているモデルか
S40は、次のようなご家庭に特におすすめです。
- 掃除の回数を減らしたい共働き家庭
- ペットの毛や細かいホコリが気になるご家庭
- フローリングとカーペットの両方があるお部屋
- スマート家電で生活を便利にしたい方
S40は、パワーも精度も兼ね備えた“総合力型”のモデルです。お掃除ロボットを初めて導入する方にも、買い替えを検討している方にも満足度の高い1台といえます。
清掃性能の進化を徹底解説
ロボット掃除機を選ぶとき、一番気になるのはやはり「どのくらいキレイに掃除してくれるのか」という点ですよね。S40は、S40Cよりも大幅にパワーアップした吸引力と、より精密になったナビゲーションシステムを搭載しており、清掃力が格段に向上しています。ここでは、S40がどのようにお部屋をきれいに保つのかを詳しく見ていきましょう。
吸引力10,000Paのパワフルな清掃力
S40の最大の魅力は、10,000Paという圧倒的な吸引力です。家庭用ロボット掃除機の中でもトップクラスのパワーで、床のホコリやカーペットの奥に入り込んだゴミまでしっかり吸い取ります。
S40Cは5,000Paの吸引力で日常のホコリには十分対応できますが、S40はそれを大きく上回るため、ペットの毛や髪の毛、砂ぼこりなどもしっかり取り除きたい方にぴったりです。吸引力と静音性のバランスも取れており、強力ながらも運転音が比較的静かなのも魅力です。
また、ブラシ部分には絡まりにくい構造を採用。髪の毛や糸くずが巻き付きにくく、メンテナンスの手間を減らしてくれます。S40は、「強いのに優しい」ロボット掃除機といえるでしょう。
吸引と水拭きを同時にこなす2in1設計
S40は、吸引と水拭きを同時に行える2in1タイプのロボット掃除機です。
給水タンクは270mLの容量があり、フローリングをサッと拭くだけでなく、キッチンや廊下などの汚れやすい場所もまとめて清掃できます。
水量は3段階で調整可能。汚れが軽い場所では少なめに、キッチンなどの油汚れが気になる場所では多めにと、場所に合わせた掃除ができます。S40Cにも水拭き機能はありますが、給水制御の安定性やモップ圧の均一性はS40のほうが優れています。毎日の拭き掃除をお任せできる安心感がありますね。
LDSレーザーセンサーによる高精度ナビゲーション
S40は、最新のLDSレーザーセンサーを搭載しています。部屋の構造を360°スキャンして地図を作成し、最適なルートを計算して動作します。家具や壁を感知する精度が高く、障害物を避けながらスムーズに進むため、ぶつかったり行き止まりになったりすることが少なくなっています。
S40CもLDSセンサーを搭載していますが、S40では処理速度と経路最適化のアルゴリズムが強化されており、掃除のムダがさらに少なくなりました。大きなリビングや家具の多いお部屋でも、すみずみまできれいにしてくれます。
静音性と動作モードのバリエーション
「強力なロボット掃除機はうるさそう…」と思う方も多いかもしれませんが、S40はその心配も少ないモデルです。吸引モードは4段階あり、静音モードではとても静かに動作します。夜間や在宅ワーク中でも気にならないレベルで運転できるのが嬉しいですね。
また、強モードやターボモードに切り替えれば、カーペットやラグの奥のゴミもしっかり吸い取ってくれます。用途や時間帯に合わせて吸引力を調整できるのがS40の便利なポイントです。
このように、S40は「パワー」「精度」「静音性」をバランスよく備えたロボット掃除機です。S40Cよりも全体的に性能が底上げされており、特に吸引力とナビゲーションの正確さで大きな差を感じられるでしょう。お部屋をすみずみまできれいに保ちたい方にはぴったりのモデルです。
使いやすさと操作性の向上
ロボット掃除機は高性能であっても、操作が難しいと続けて使うのが大変ですよね。S40は、そんな心配を解消してくれるモデルです。アプリ操作や音声連携がとてもわかりやすく設計されていて、機械が苦手な方でもすぐに使いこなせます。ここでは、S40の「使いやすさ」に注目してご紹介します。
Xiaomi Homeアプリで直感的に操作できる
S40は、Xiaomi Homeアプリに対応しており、スマートフォンひとつで簡単に操作できます。アプリを開くと部屋の地図が表示され、掃除したい場所をタップするだけで自動的に動き始めます。
アプリからは、掃除エリアの指定・吸引力や水量の調整・スケジュール設定など、あらゆる操作がワンタップで可能です。たとえば、「今日はリビングだけ掃除」「明日は寝室も追加」など、日ごとに設定を変えられるのも便利です。
アプリの画面は文字が大きく、アイコンもシンプルで見やすいデザイン。初めてロボット掃除機を使う方でも迷わず操作できるようになっています。
音声アシスタントとの連携でハンズフリー操作
S40は、Google アシスタントとAmazon Alexaに対応しています。「アレクサ、掃除を始めて」と声をかけるだけで掃除をスタートできるので、手が離せないときにとても便利です。
例えば、料理中に床に粉がこぼれてしまったときでも、スマホを触らずに音声で指示できます。声で操作できるのは、家事や育児をしながら掃除を済ませたい方にとって嬉しいポイントです。
また、停止や充電指示も音声で可能なので、アプリを開かずに操作したい方にもおすすめです。S40は、まさに“話しかけて動く家電”といえる存在です。
家全体のマッピングで賢く掃除
S40は、複数フロアのマップ登録に対応しています。1階と2階の地図をそれぞれ記憶させておけば、階ごとに掃除の範囲や順序を設定することができます。
部屋ごとに名前を付けて管理できるので、「リビングだけ掃除」「寝室は後で」など、細かい指示も簡単です。さらに、アプリ上でバーチャルウォール(立ち入り禁止エリア)を設定できるため、ペットの水飲み場やおもちゃのコーナーを避けて掃除させることもできます。
掃除ルートは自動で最適化され、マップ更新もスムーズ。毎日の掃除を任せるうちに、S40がどんどんお部屋の形を覚えてくれるのが実感できます。
このようにS40は、アプリ・音声・自動マップの3つの操作方法が揃った、誰でも簡単に使えるロボット掃除機です。特別な設定をしなくてもすぐに使えるので、初めてロボット掃除機を購入する方にも安心しておすすめできます。
手入れ・メンテナンス性
ロボット掃除機を長く快適に使うためには、日々のお手入れがとても大切です。S40は毎日の掃除をラクにしてくれるだけでなく、お手入れも簡単にできるよう設計されています。複雑な作業は必要なく、数分のお手入れで性能を保つことができます。
ダストボックスと給水タンクのお手入れ
S40のダストボックスは520mLの大容量タイプで、数回分の掃除をまとめて溜めておけます。ゴミがいっぱいになったら、上部のフタを開けてワンタッチで取り外し。片手でサッと捨てられるので、手を汚す心配もありません。
また、270mLの給水タンクは軽くて扱いやすく、水の補充やお手入れもとても簡単です。水を入れる際にこぼれにくい構造になっており、初めてロボット掃除機を使う方でも安心です。S40Cと比べるとタンク構造が安定しており、水漏れや給水不良が起きにくくなっています。
ブラシやフィルターの交換・清掃方法
S40のメンテナンスは手間がかかりません。メインブラシは工具を使わずに簡単に取り外せるので、髪の毛や糸くずが絡まったときもすぐに掃除ができます。サイドブラシも着脱がしやすく、交換パーツはネット通販で手軽に入手可能です。
さらに、S40とS40Cは多くの部品が共通しているため、消耗品の入手性が高いのもポイントです。フィルターは洗って繰り返し使えるタイプがあり、環境にもお財布にも優しい仕様になっています。
長く使うためのメンテナンスポイント
S40を長持ちさせるコツは、定期的に軽いお手入れを続けることです。
フィルターは1〜2週間に一度ホコリを払う、モップは洗濯して清潔に保つ、そしてセンサー部分を柔らかい布で拭く。この3つを習慣にするだけで、吸引力とセンサー精度をしっかり維持できます。
これらのケアを定期的に行えば、S40は長期間安定した性能を保ってくれます。お手入れが苦にならないシンプルさも、S40が多くのユーザーから支持されている理由のひとつです。
バッテリー性能と運転効率
S40は、パワフルな吸引力と同時に長時間の運転を実現した、バランスの良いロボット掃除機です。前モデルのS40Cでは約100分だった連続稼働時間が、S40では約180分へと大幅にアップしました。ここでは、S40のバッテリー性能と運転効率の特徴を詳しく見ていきましょう。
大容量バッテリーで長時間稼働
S40は、5,200mAhの大容量バッテリーを搭載しています。この容量は同価格帯のロボット掃除機の中でもトップクラス。標準モードでは約3時間の連続運転が可能で、広いリビングや一軒家でも一度の充電でしっかり掃除できます。
一方、S40Cのバッテリーは2,600mAhで、稼働時間は約100分でした。広いお部屋や複数の部屋を一度に掃除したい方には、S40の長時間運転は大きなメリットといえます。パワーがありながら持続力も高いので、掃除の途中で止まってしまうストレスを感じにくいモデルです。
自動充電&再開掃除機能で効率アップ
S40には自動充電機能が搭載されており、バッテリー残量が少なくなると自分で充電ドックに戻ります。充電が完了すると、掃除を中断した場所から自動的に再開する「リジューム機能」も搭載。これにより、途中で電池切れになっても掃除が中断されることなく、最後まで完了させてくれます。
この仕組みは特に広いお部屋で効果的です。人が操作しなくてもS40がすべて判断して動いてくれるため、忙しい日でも掃除をお任せできます。朝出かける前にスタートボタンを押すだけで、帰宅時にはお部屋がすっきりしている――そんな便利さがS40にはあります。
バッテリー管理と長持ちのコツ
S40のバッテリーはリチウムイオンタイプで、耐久性が高く長寿命です。ですが、さらに長持ちさせるためにはちょっとしたコツもあります。充電ドックの周りはきれいに保ち、電源コードや家具などで妨げられないようにしておくとスムーズに帰還できます。また、長期間使わない場合は半分ほど充電した状態で保管するのがおすすめです。
このようにS40は、強力な吸引力と長時間運転を両立しながら、ユーザーが手間をかけずに使える設計になっています。毎日の掃除を完全に自動化したい方や、広い空間を一度で掃除したい方にとって理想的なモデルです。
コスパと購入判断ポイント
S40は、性能と価格のバランスがとても良いモデルです。吸引力やバッテリー性能が大幅に向上しているにもかかわらず、価格帯は2万円台後半と手の届きやすい設定になっています。ここでは、S40のコスパの高さと、購入前に知っておきたい判断ポイントをやさしく解説します。
価格帯と性能のバランス
S40の販売価格はおおよそ2万円台後半で、前モデルのS40C(2万円台前半)と比べると少し高めです。しかし、吸引力が約2倍・稼働時間も約80分延長されていることを考えると、この価格差は十分に納得できます。
一般的なロボット掃除機では、10,000Paクラスの吸引力を持つモデルは5万円以上するものも多くあります。その中でS40は、同等の清掃力をより手頃な価格で実現しており、非常にコストパフォーマンスが高いといえます。
S40Cは軽量で静かなモデルとして人気がありますが、広いお部屋やペットのいるご家庭ではS40の方がより頼りになります。「価格よりも性能重視」の方にはS40が最適な選択です。
ランニングコストとパーツ交換のしやすさ
S40は、ランニングコストも良好です。ブラシやフィルターなどの消耗品は手軽にネットで購入でき、価格もお手頃です。S40とS40Cのパーツは共通している部分が多く、交換時に互換性を心配する必要もほとんどありません。
さらに、洗えるフィルターや再利用可能なモップを採用しているため、長期的に見ても経済的。毎月の維持費を抑えながら清潔さをキープできるのは、主婦の方や節約志向の方にも嬉しいポイントです。
どんな人にS40が向いているか
S40は、次のような方に特におすすめです。
- ペットを飼っていて毛やホコリが多い方
- 部屋が広く、一度で全体を掃除したい方
- 掃除の手間をできるだけ減らしたい方
- スマート家電で生活を便利にしたい方
一方、S40Cは「コンパクトで静か」「価格が手頃」という魅力があります。お部屋が狭めで、軽く掃除したい方にはS40Cもおすすめです。
どちらも優れたモデルですが、掃除の完成度を重視するならS40、コスパと軽さを重視するならS40Cという選び方がわかりやすいでしょう。
S40とS40Cの主要スペック比較表
S40とS40Cは同じシリーズに属するモデルですが、性能面ではしっかりとした違いがあります。ここでは、両モデルの主なスペックを表にまとめ、どの部分が進化しているのかをひと目でわかるように整理しました。購入を検討している方は、この比較を参考にしてみてください。
項目 | S40 | S40C |
---|---|---|
吸引力 | 10,000Pa | 5,000Pa |
バッテリー容量 | 5,200mAh | 2,600mAh |
稼働時間(公称) | 約180分 | 約100分 |
定格電力 | 70W | 55W |
水拭き機能 | あり(3段階調整) | あり |
ダストボックス容量 | 約520mL | 約520mL |
給水タンク容量 | 約270mL | 約270mL |
本体サイズ | 340×340×98mm | 340×340×97mm |
重量 | 約4.1kg | 約3.4kg |
発売時期 | 2025年9月 | 2025年7月 |
価格帯 | 約2万円台後半 | 約2万円台前半 |
この表からもわかるように、S40はS40Cと比較して吸引力・バッテリー容量・稼働時間が大きく向上しています。特に、吸引力は約2倍、稼働時間は約80分延長されており、掃除の範囲や効率が格段にアップしています。
デザインやサイズ感はほぼ同じなので、見た目のスッキリ感を保ちつつ性能が強化されたのがS40の魅力です。軽さを求めるならS40C、パワーと持続力を重視するならS40といった使い分けがしやすいのも嬉しいですね。
S40は、シリーズ全体の中で“バランスのとれた上位モデル”といえる存在です。特に、ペットを飼っている家庭や、毎日の掃除を1回でしっかり終わらせたい方にはおすすめです。
まとめ
S40は、Xiaomiシリーズの中でも特に完成度の高いロボット掃除機です。10,000Paという圧倒的な吸引力を持ちながら、静音性や操作のしやすさにもこだわって設計されています。毎日の掃除を自動でこなしてくれるだけでなく、フローリングの水拭きまで丁寧に仕上げてくれる頼もしい存在です。
前モデルのS40Cと比べると、吸引力・稼働時間・ナビゲーション性能がすべて大幅に向上しています。特に、長時間運転できる5,200mAhの大容量バッテリーは、広いお部屋や複数フロアの掃除にも最適。掃除ルートを自動で最適化してくれるので、部屋のすみずみまで効率よくきれいにできます。
お手入れのしやすさや、アプリ操作・音声連携のわかりやすさもS40の魅力です。初めてロボット掃除機を使う方でもすぐに使いこなせて、毎日の家事をぐっとラクにしてくれます。
「せっかく買うなら、長く快適に使えるものを選びたい」
そんな方には、Xiaomi ロボット掃除機 S40がおすすめです。パワーもやさしさも兼ね備えたこの1台が、あなたの暮らしをもっと心地よくしてくれるでしょう。